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ブロックチェーンについて

ブロックチェーンについて#

ブロックチェーン技術に最近興味があります。

きっかけは覚えていないのですが、

何となく就活をしていた頃から最先端技術の一つとして知ってはいました。

その頃に一冊、ブロックチェーン に関する本を読んだのですが、

非中央集権のシステムであるというところに惹かれた記憶があります。

そして、現在もその非中央集権の魅力に惹かれると共に、

自分で実際にアプリケーションを作ってみたいなとか、

ブロックチェーンで世界を変える仕事がしたいなと大それたことを夢見ている筆者です。

しかし、ブロックチェーンについてほぼ知識はありませんので、

最近はネットで色々なサイトやブログを見て少しずつ勉強しています。

ブロックチェーンは

DLT(Distributed Ledger Technology分散型台帳技術)

を利用して取引履歴を改竄不可能にした技術となります。

DLTはP2Pネットワークにより、

取引履歴を皆で共有・保管することにより、

ネットワークの安全性を担保する仕組み

となります。

(P2Pネットワーク方式は、クライアントサーバ方式のサーバのような中心的な管理者は存在せず、

ネットワーク内で情報が縦横無尽に走るような構造になっています。)

細かい技術の内容は置いといて( まとめ方が今は思いつかない、勉強不足だし、悔しい、)、

中央集権型の経済モデル、情報社会で生まれる課題を解決できるのではと思っています。

世界をフェアにする。といったような表現で、ブロックチェーンは既に注目を集めています。

ブロックチェーン関連でネットで出てきたことや、

個人的に思いついたこと(既に実行されている可能性あり)を雑多にまとめています。

  • コーヒの品質を保証することができる。→価値を上げられる。

  • Youtube等で出回る動画の品質、発信元の表示が可能

  • 不動産の引き継ぎ経路を管理できる。

  • 戸籍謄本の証明は個人同士で可能になる

  • 政府への戸籍登録、銀行への口座登録に依存しない人生が送れるようになる

  • 仮想通貨は通貨の格差には依存しない。

  • 学歴ではなく何を学んできたかということを管理できる

  • 驚いたと同時に強く共感した例えはWikipedia

ベティーナ・ウォーバークさんという方のTEDでの講演を見ました。

その中で、ブロックチェーンは例えるならWikipediaだと。

確かにと思いました。

筆者が中学生くらいの頃はWikipediaは勉強で使うなとか先生に言われていた気がします。

そして筆者自身もその言葉を信じて、

ネットの情報はあまり信じずに本やニュースを見て勉強はするものだと理解していた気がします。

僕と同世代の方たちももしかしたら同じ状況だったかもしれません。

しかし、現在は状況が変わっているような気がします。

多くのボランティアによって情報が整理されているWikipediaは果たしてフェイクニュースでしょうか。

見ず知らずの人がどんどん書き込んでいる情報は信じられませんか?

答えはその逆で、

Wikipediaの情報はまあ大方正しいっしょ。

という概念が世の中に生まれているのではないでしょうか。

これはWikipediaが、みんなで管理しているから、

ネットの情報の寄せ集めだからこそ起きたイノーベーションだと筆者は思います。

最初はこの長所が受け入れられませんでした。

特に我々日本人はIT技術のこういった側面を酷く嫌いました。

私の父や先生は、ネットを信じるなと小さい頃の私に良く言いました。

そういった保守的な考え方が、

正しいか間違っていたかは置いといて、

現代のIT革命の時代に日本がいまいち追いつけていない理由の一つに、必ず入ると思います。

良いサービスを作れなかったのではなく、

日本人がオープンなIT技術を受け入れなかったのです。

少し話題が逸れました。

ここで話をWikipediaに、

日本ではなく世界に(正直世界の価値観は分からない部分が多いですが)、

戻します。

Wikipediaの長所、

みんなで管理していることを、

技術として社会に実装することがブロックチェーンの意味するところだと思います。

Wikipediaはネット内での情報に特化したサービスであり、

ブロックチェーン技術を使用していません。

だから、戸籍謄本の管理や不動産、仮想通貨の管理の話とはまた別です。

しかし、ブロックチェーンならできるかもしれません。

(ただし、社会全てに実装するべきかどうかは多くの専門家の間で疑問視されていて、

ブロックチェーンを導入しなくても良いのに導入しているサービスは多くあると分析されているようです。)

世の中の様々な資本の品質をみんなで評価し、

保管することができたらどうなるのか

ブロックチェーンは情報だけにとどまらず、

社会にある様々なことに実装できる可能性があります。

私はこの点が、経済モデルにも影響を与えることができるのではと思います。

資本主義が変わるのでは〜価値は多様化する〜#

お金が全てである現在の資本主義。

話が逸れるかもしれませんが、

そのお金自体にも先進国と途上国で使う通貨に格差があるとか聞いたことがあります。

素人目線ですが、この状況は良くないです。

もし、国に依存せずに国境を越えて個人が品質の評価をすることができたら、

今は価値がないことに品質を与えることができたら、

資本主義は現在のお金だけを軸にするだけではなくなると思います。

もし、お金至上主義の資本主義は変わらないとしても、

お金の流れ方が、変わるのではないでしょうか。

例えば、一つのwebマガジンがあったとして、記事の価値は記事を書いている人たち同士が投げ合うポイントで決まるとします。

多くの人が投げ合うポイントが移動をします、

その人たちが正しいと思う価値観に従って。

ポイントの移動はブロックチェーン で信頼性を保障されます。

Wikipediaみたいにうまくいけば、

ポイントが多く集まった記事が、真にその環境下で価値のある記事になります。

そして何が起こるか?

お金や、人的支援といった投資が、

その良い記事に集まるのです。

良い記事を決めた基準は誰が決めたのか?

みんなです。

ポイントの投げ合いのシステムの移動に不正がないかの保障はどうする?

みんながします。ブロックチェーンで。

少なくとも理論上は、

そこに、賄賂や政治的策略は存在しえません。

以上は筆者が考えた例ですが、

資本主義が回る上での価値の決まり方が多様化できるのではないでしょうか。

例に挙げたサービスのように、

サービスとブロックチェーン技術を上手く合体することができれば、

社会へのブロックチェーンの実装ができたと言えるのかもしれません。

ブロックチェーンが持つみんなで品質を保証するという概念自体が、

色々なことに応用できそう

技術としてはもちろんですが、

先述の例においてはサービスの仕組みに、Wikipediaにあるような概念を用いました。

そしてポイントの価値を保証するために、ブロックチェーンを用いました。

一つの価値のコミュニティーが生みだせるのかもしれません。

金融以外のブロックチェーンの決着はまだついていない

以前参加した講演で、ある講師の方が、

金融以外のブロックチェーンの決着はまだついていないとおっしゃっていました。

金融は決着しているのでしょうか。

そこは置いておいても、どう社会に実装していくかは、

そもそも実装すべきなのかというところも含めてまだ結論は誰にも出せていないのではと思います。

ブロックチェーンを用いたサービスは既にたくさんあるらしい

既に多くの取り組みがあるそうです。

筆者自身も簡単なプロトタイプで良いので作ってみたいです。

そもそもwebアプリケーションを作れないので、全然実力が足らないのですが。

まだまだ勉強が必要みたいです。

ブロックチェーンについて
https://kushipplelab.com/posts/blockchain/
作者
kushipple
公開日
2020-05-15
ライセンス
CC BY-NC-SA 4.0